大事にしていた靴…
久しぶりに箱から出したら…
カビがびっしり!!!
キャ~~~~!!!!
経験がある方もいらっしゃるのでは?
今日は、大切な靴を梅雨のじめじめから守るためにやっていはいけない3つの行動ともしカビが生えてしまった時の対処法をお伝えいたします!
※皮革製の靴を対象にした内容となってます
まず、カビやすい靴の特徴
圧倒的ブーツ
なぜブーツがカビやすいのか?
- 湿度の高い季節にしまってあるから!(夏は履かないからね)
- かさばるので箱に入れて収納している
- 型崩れ防止の厚紙が入っている
こんな理由から、ブーツがカビやすいと感じています
他にも、上記の条件に当てはまるオケージョン(冠婚葬祭など)の靴のご相談が多いです
靴がカビちゃうNG行動3つ
もし当てはまったらすぐにブーツを救出してください!
①箱に入れて収納している
買った時の箱に入れたまま収納していませんか?
紙は除湿効果がありますよね
「除湿するならいいじゃん!」
って思った方!鋭い!
そう、履いた直後の靴の湿気をとるには有効です
が、入れっぱなしは逆効果です
一度湿気を吸った紙はなかなか乾きません
入れっぱなしは湿気を停滞させて、カビが喜ぶ環境を作ってしまいます
同じ理由で靴の詰め物も取り出して収納してください
②靴箱・下駄箱に収納している
玄関先の靴箱に収納していませんか?
「靴を入れるための靴箱なのに入れちゃダメなの?!」
はい、だめです。
玄関の湿度は家の中でも高くなりやすいです
外気の影響を受けやすいですからね
しかも、靴箱って基本的に「ぎゅうぎゅう詰め」のことが多くないですか?
これでは空気の通りも悪いので、カビも生えやすいです
さらに、床に近いほど湿気はたまりやすいので
よくあるタイプの腰ほどの高さの靴箱は要注意!
玄関に備え付けの靴箱は、普段履く靴の仮置き場と考えてください
長期間の保管には不向きです
③お手入れせずに収納した
冬に履いあと、汚れたまま、湿気含んだまま収納してしまうともちろんカビやすくなります
カビが生えると靴はどうなる?!
カビがはえたら気持ち悪いし、不潔な感じがして嫌ですよね…
じつはもっと厄介な問題もあるんです
シミになる
洗っても取れない… ベージュなどの淡色の靴はカビが生えるとシミになりやすいです
色抜け
シミがあった部分の色がうす~くなってまだら模様になってしまう…濃茶・黒などに多いです
再発しやすい
残念ながら一度カビが生えると同じところに生えやすくなります
カビは目に見えなくても、同じところに残っています
太陽光程度では死滅せず(乾燥するので生えてこないけど)残ってしまうそうです
カビが生えてしまった時、絶対にやってはいけないこと3つ
アルコールや除菌スプレーでふき取る
皮革の染め方によってはアルコールで色落ちします
しかも、カビを死滅させることはできません
良いことないのでやめておいてください(´;ω;`)
日光に当てる
前述しましたが、カビは日光の紫外線程度では死滅しません
しかも、日光で皮革の劣化、ソールの劣化が進みます
良いことないのでやめておいてください(´;ω;`)
酸素系漂白剤に付ける・オキシクリーン等
カビとともに靴も死滅します
皮革がガビガビに硬くなります(´;ω;`)
靴をカビさせないためには
- 箱から出して、プラスチック又は木製のシューキーパーで保管
- ホコリ除けには不織布の袋、布製の袋を
- スペースの都合で箱に入れて重ねたいときは「2階の部屋」「クローゼットの上部」など湿度の低い場所へ
カビてしまった靴のお手入れには
あその靴屋さんフジカワは
熊本県阿蘇市にある創業90年の靴屋です
3代目の夫婦でやっています
藤川敦史…シューフィッター、修理、お手入れ担当
藤川ゆかり…ドイツ式フットケア ダ・ヴィンチのあし【こちら】
靴の事、足の事、すべてが解決できる足と靴のラボラトリーを目指しています
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