冬になるとスエードなどの起毛生地の靴が活躍しますよね
季節感を取り入れるのにぴったりで私も大好きです
ですが、スエード素材の靴ってなんだかお手入れが大変そう？と感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか？
店頭でおすすめしても「手入れが面倒だから・・・」「濡れたら大変そう」と敬遠される方も少なくありません
実は、普通の革素材より楽で丈夫なんですよ！今回はスエード素材の特徴やお手入れ方法について解説します
スエード？ベロア？ヌバック？
似たような見た目なのに違う名前の素材。簡単に解説しておきますが、基本的な手入れは同じなのでご安心くださいね。
スエード
若い牛・仔牛の革の裏面を起毛加工したものです。
高級素材でコートなどにも使用されます。
ローファーやドレスシューズなどはスエードがよく利用されます
ヌバック
牛の革の表面を起毛加工したものです
毛足が短く、加工によってはちょっとマットな普通の革って感じのものもあります
ベロア
スエードと同じで牛の革の裏面を起毛させたものですが成牛です
上記2つよりも丈夫で毛足が長いのが特徴で、一般的にスエードよりお安い様です
スニーカーやアウトドアシューズに使用されているのはベロアが多いです
思ってたのと違う・・・？私もです
スエードとベロアだったらベロアの方が高級そうな感じがしませんか？
なんかベロアの方が響きが高級そう笑
何はともあれ、加工が多少違ってもお手入れ方法は同じですよ〜
実は起毛素材は水に強い
スムースレザーより水が染み込みにくいのです
毛があるので、表面張力で水を弾くんですよね〜
アウトドアシューズやスニーカーに多用されるのも納得ですね
しかも、水をはじくので汚れもつきにくく落としやしすいですよ
お手入れ方法
用意するもの
- スエード用ブラシ
- スエード消しゴム
- 馬毛ブラシ
①まずは汚れ落とし
スエード用ブラシでよごれを掻き出します
スエードブラシは中央がワイヤーになっているものが多いです
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 | 価格:550円 |
②部分汚れはスエード消しゴムで
汚れ部分を削る様な感じで消しゴムを当てます
力を入れるのではなく軽い力で回数を増やします
 | 価格:495円 |
③毛並みを整える
ブラシで撫でると色が濃くなる方向に整えます
絨毯を撫でると毛が立ちますよねそのイメージです
この馬毛ブラシはどんな靴にも使えるのでおすすめです
ここで大事なポイント！
靴用のブラシは１つ持っておけばOKってわけじゃありません
黒い靴には黒用ブラシ
茶色い靴には茶色用ブラシ
と色別に分けておきましょう
ブラシについた靴ずみが移ってしまいますからね！
例えばベージュの靴を黒用ブラシで磨いてしまうと黒が取れなくなっちゃいますよ
今回は無色用のブラシ（靴ずみを使用しない靴用）を使いました
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④完成
簡単ですよね。基本ブラシだけで大丈夫です
スペシャルケア
すごい汚れちゃった・・・
色褪せちゃった・・・
ぶつけて傷が・・・
こんな時も大丈夫です！
起毛用のコンディショナーがあります
あまり頻繁に使うものではないので、コンディショナーを買うよりはプロに任せたほうが色々と楽かもしれませんが・・・
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洗っていいですか？
時々ご質問いただきますが、基本ダメです
スエードは知識のない方が水洗いするのは避けたほうが無難です
というのも、水にじゃぶじゃぶつけて洗うのは簡単なんですが後の工程に知識が必要です
- 型崩れを防ぎながら乾かす
- 保湿する
- 適切な洗剤を選ぶ
結構面倒ですし失敗すると悲しいのでプロに任せましょうね
洗濯物も洗って脱水もせずに乾かすとガビガビになりますよね、靴がそうなったら大変ですからね〜
まとめ
スエードなどの起毛素材は案外お手入れは難しくありません
ぜひ大切にしてオシャレを楽しんでくださいね
今回ご紹介したお手入れ用品は当店でもご購入いただけます
使い方や、色合わせなどご相談ください
お手入れは面倒だな〜って方は当店へご依頼くださいね
社長が腕を振いますよ〜
あその靴屋さんフジカワは
熊本県阿蘇市にある創業90年の靴屋です
3代目の夫婦でやっています
藤川敦史…シューフィッター、修理、お手入れ担当
藤川ゆかり…ドイツ式フットケア ダ・ヴィンチのあし【こちら】
靴の事、足の事、すべてが解決できる足と靴のラボラトリーを目指しています
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